梅が枝のけそう文
桜の季節ですが、、、梅の花の歌を。
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ずっと同じ道を行きつ戻りつして
あの日の私とあなたを探していました。
過ぎ去ってしまった時間の重みに思い出は翳り
ため息が私を絡めとってしまう。
もう探すこともできないほど、たくさんの時間が過ぎてしまった。
あなたの服の色をまだ覚えているのに。
固い蕾の梅の木に、ひそかに願いを結びました。
どこかであなたが梅の花を見るときに
私の思いが届くように。
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抱き合えぬ人を想えば萌えいづる梅花となりて飛んでいきたし/佐山みはる
この短歌も20年前に作りました。
まだ短歌結社にも所属しておらず、荒削りです。
この頃はまだ万葉を意識した歌が多いんですよね。